信頼されるリーダーが身につけている「巻き込み力」の磨き方

信頼されるリーダーが身につけている「巻き込み力」の磨き方

「この指止まれ!」と高々と指を天に向けたものの、

誰ひとり来なかった…という経験はありませんか?

社内で業務改善を進めたいリーダーが、

部下に指示しても一向に報連相がされない。

社外イベントの推進リーダーを任されたものの、

チームメンバーからまったく協力を得られない。


マネジメントの立場にいるあなたが、

どうすれば人の心を掴んで率いていけるのか

巻き込み力」と「巻き込まれ力

という2つのスキルを例に紹介します。




巻き込み上手な人の特徴

巻き込み上手な人の特徴 カバー

①ビジョンを語ってくれる

②適材適所を理解している

③ねぎらってくれる

ビジョンを語る

活動の全体像やビジョンを語って、イメージを共有してくれる

「何のために」「どこへ向かうのか」が明らかにされることで

それなら私も関わりたい!と思わせてくれます。

適材適所を理解している

「あなたに○○をお願いしたい」と、ちゃんと人を見て依頼をしてくれる。

無茶な依頼はしないが、チャレンジングな場は与えてくれる。

それならやってみよう!と思わせてくれます。


ねぎらいの言葉をかける

一人ひとりをよく見ていて、頑張ったことを労ってくれる。

行き詰まっている時は声をかけてくれて相談に乗ってくれる。

そんな言葉をかけてくれるなら大変だけど頑張ろう!と思わせくれます。



この3つが揃っていれば、かなりの巻き込み力の持ち主です。

抽象と具体、全体と個別。それぞれを行き来して、

目配り心配り、場づくりができることが巻き込み力のポイントです。



巻き込まれ力とは?

巻き込まれ力とは? カバー

巻き込み上手な人はどのようにして

巻き込み力を身につけたのでしょうか?

もちろん生まれつきマネジメントが上手な人や、

スキルが高い人もいるかもしれませんが、

その人自身が「巻き込まれる」体験をすることで

育まれていくものでもあります。

プロジェクトへの参画や、コミュニティ活動

イベントに誘われる、運営側で誘われる、

などの体験は、自分が主体ではない場において

「声をかけられる」ところからスタートします。

仕事などを除けば、誘いを断る選択肢もありますが

面白そうだから参加してみよう、と関わること

これがつまり「巻き込まれる」ですが

この体験により「巻き込まれる」楽しさや意義を

味わうことができるのです。



巻き込まれる人の気持ちに立つこと

巻き込まれる人の気持ちに立つこと カバー

巻き込みたければ、巻き込まれる人の気持ちに立つこと。

巻き込まれる人がどんな気持ちになって

どんな報酬(金銭だけではない体験やマインドなども含め)

を得られることが価値になるのか。

相手を無理やりに自分のフィールドに連れ込むのではなく、

相手の目線で、相手の立場に立って、お誘いすること。


この視点を持つことで、あなたの「巻き込む力」は

信頼という基盤の上に発揮されることでしょう。


人は、自分の話を聴いてくれる人に好感を持つと言われています。

相手が理解してくれていると感じれば、話も聴くし、心も動く。

逆に、自分の話を聴いてくれない人の言葉は永遠に刺さりません。



いかがでしたでしょうか?

なかなか周りを巻き込めずにいる、という悩みを持つ

マネジメント職にある人は、

相手の気持ちに立つことを手始めに、

巻き込まれる力をつけることからやってみてください。