キャリアコンサルタントが意識する 〜リアルで会いたい〜 をつくるオンラインの「あいうえお」

キャリアコンサルタントが意識する 〜リアルで会いたい〜 をつくるオンラインの「あいうえお」

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「そろそろ飽きた」という方もいらっしゃるのでは?

私は仕事柄、「飽きる」ことはないですが
やっぱりリアルで研修やコーチングを
やりたいなという想いがあります。

実はこの「想い」が一方通行だと
決してリアルでお会いすることはできず
「会いたい」と思っていただいてはじめて
場をご一緒することができるわけですね。

当然のようにリアルで会っていたのが
選ぶ、選ばれる、というプロセスを経て
現実にお会いできるのがニューノーマルです。


過去にライブ配信を500回以上、
オンラインでの場づくりを200以上
経験して分かった
リアルで会いたい!をつくるオンラインのお作法
について、「あいうえお」で覚えてくださいね。

かるさ
きおい
なずき
がお
もいやり

あかるさ

2つの意味があります。
ひとつは表情の明るさ
もうひとつは画面の明るさです。

表情は自分が思うより相手は見ていて
実は、自分が話しているときよりも
誰かが話すのを聞いているときの表情に
「本音」が出やすい
です。

もし、つまらなさそうな顔をしていたら
画面越しにばっちり伝わっていることでしょう。
くれぐれも注意したいところですね。


画面の明るさについては
必ずしも女優ライトを使うということではなく
せめて逆行にならないよう調光したり
背景に映るものに気を使ったり、という
「見ている人への配慮」は必要です。

いろんな意味で「目に優しい」を意識すれば
好感度も上がり、興味を持ってもらえるでしょう。

こちらに具体例を載せていますのでよろしければ
あわせてお読みください。



いきおい

初対面の人とリアルで会うのは緊張しますよね。
話が盛り上がらなかったらどうしよう、、、
という不安もあるでしょう。

あるいは、
オンラインで必要十分だと感じられたら
わざわざリアルでは会いません。

人が人に会いたいのは
情報が欲しいという場合もあるし
その人のエネルギーに触れたいという場合もあります。

必要以上に「オーバーリアクション」すると
空回りしてしまう恐れもあるので注意が必要です。

いきおい」「熱量というものは
動きだけでなく、言葉をつかって伝えることができます。

想いを言葉にする力があるかないかで、
リアルで会いたい人か、オンラインで終わる人か
明暗を分けるとも言えるでしょう。

もし苦手だなと感じる方がいらっしゃれば
こちらの記事も参考にしてみてください。



うなずき

顔や目や手などの動きを使うことを
「非言語コミュニケーション」と言いますが、
オンラインでは特に重要視されるポイントです。
画面を最大限つかってジェスチャーで表現することが
あなたの印象に大きく関わります。

リアルのコミュニケーションであれば
あいづちなどの軽い言葉で
「私は聞いていますよ」という気持ちを
伝えることができますが
オンラインではできません。

講師側としても、参加者の動きがないと
「あれ?パソコンがフリーズしてるのかな?」
「ネットの状況が悪いのかな?」
ととても不安になります。

ですので、その場に参加するみんなにとって
「私は聞いていますよ」という気持ちを
身体で表す
ことは、大きな安心材料になり
信頼感へとつながります。


この点は、オンラインでの話し方に関する
本を書いてらっしゃる方もご指摘されていました。

オンラインでも好かれる人・信頼される人の話し方(桑野麻衣著)

えがお

きっと誰も異論はないとは思いますが
笑顔に勝る武器はありません

1 の「あかるさ」でも書きましたが
自分が話しているときよりも
誰かが話すのを聞いているときの表情に
「本音」が出やすいです。

そんな気が抜けないオンラインですが
逆手にとれば、
とても良い聴き手である、という印象を
持ってもらえるチャンスでもあります。

最近では、外に出る際のマスク文化で
目が笑っていない」人が多いような気がします。

表情筋のトレーニングをして
「この人に会ってみたいな」と思ってもらえる
最高のえがおを武器にしましょう。

Sunflower Smilie Smile Joy  - kalhh / Pixabay

おもいやり

私の持論ではありますが
オンラインの場では、
参加者全員が「ファシリテーター」だと思っています。

ファシリテーターとは
話の進行を整理したり
場の雰囲気をいいものにするために介入する人のことですが
オンラインでは
参加者ひとりひとりが
「場をつくっている」という気持ちを持つ
ことが大切です。

困っている人はいないかな?
今、何が求められているのかな?

そんなアンテナを巡らせて
当事者として参加することで
あなたの存在への感謝が生まれ
あなたという人に興味を持ってもらえます。

これは、一朝一夕では身に付きませんが
ぜひ次に参加するオンラインの場で
実践してみてください。

ファシリテーターの視点をもつと
とても視野が拡がりますし、
講師にとってもそういう方がいて下さると
安心ですので、好感度もあがります。


というわけで、
オンラインが主流になりつつある今こそ
「あなたに会いたい」と思ってもらえるための
オンラインのお作法
を、あいうえお形式で
ご紹介しました。

ぜひどれかひとつからでも試してみてください。