オンラインサロンの裏側(2) ~事務局の心の声をきいてみよう
前回は「オンラインサロンの裏側」と題して
小さいながらもサロン運営の立場からお伝えしました。
今日は、オンラインサロンの
もうひとつの裏側、事務局について
具体例をご紹介します。
事務局の役割
そもそも、事務局ってなに?という話ですよね。
イベントやセミナーを開催するとき
小規模であれば自分一人でできます。
ですが、ある程度の人数を集めたり
関係者がいて調整が必要だったりすると
事務作業が増えるため数名で分担をすることがあります。
私たちが目にするイベントやセミナーでも
○○イベント事務局
みたいなところへ申し込むことがありますね。
主催者=事務局という場合もありますが
事務作業を請け負ってくれる人が
事務局になる場合もあります。
自分以外の人に仕事を頼むのですから
もちろんお金がかかりますよね。
場合によっては
コミュニティメンバーであったり
ボランタリーでやってくださる方がいれば
お金をかけずに協力がもらえることもあります。
事務局は裏方ですがとても重要な役割で
参加者(お客様)の一次窓口となるため、
看板を背負っているようなものです。
接客や段取りのスキルアップにもなりますので
もし頼まれたら積極的にチャレンジしてみてください。
以上は一般的な「事務局」のお仕事ですが
ここでお話しするオンラインサロンの事務局は
すこし違います。
現在、事務局を務めている2つのサロンを
ご紹介します。
①サロン名:リベラルコンサルティング協議会
https://liberal-consulting-association.com/
オーナー:一般社団法人リベラルコンサルティング協議会
代表理事 森田昇さん
会員数:約50名
プラットフォーム:フラスコ+FBグループ
会の趣旨:コンサルタントが社会環境の変化に応じて、
主体的にビジネス(仕事)を創出すると共に、
自らのキャリア形成を戦略的に行えるよう
伴走支援する団体。
名前の由来である「リベラルアーツ」を学び、
問題解決できるコンサルティング力を磨く。
活動内容:月2回のセミナー、月1回の交流会、
月1回のグループコンサルティング等
事務局の役割:森田さんのサポート、企画の相談相手
②サロン名:Philosophy×Arts(フィロソフィーアーツ)
https://www.philosophy2239.com/
オーナー:Philosophy 代表 猪瀨慶久さん
会員数:7名
プラットフォーム:FBグループ
会の趣旨:複業(副・福)から起業を目指し
稼げる(資格を生き様と捉え社会に必要とされる)
キャリアコンサルタントになるための実践の場
活動内容:月1回のグループ勉強会
オプションで個別コンサル等
事務局の役割:会の進行、フィードバック
サロンオーナーの想いに共感
リベラルコンサルティング協議会へは
知人の紹介で2020年7月に入会しました。
キャリアコンサルタントに限らず
全国からコンサルタントが集まるコミュニティです。
鹿児島にいながら全国の専門家とつながれる
絶好の場だと感じ、入会しました。
12月に現・代表理事の森田昇さんと
彼の著書「売れる!スモールビジネスの成功戦略」
出版を機にご一緒させていただく機会が増えました。
森田さんから、会員同士の交流の場として
新しく交流会を立ち上げることを聞き
サブリーダーのオファーをいただくことに。
何度かイベントをご一緒していたことで
私の場づくりに価値を感じてくださっていたのです。
この協議会への参加を通じて
コンサルタントとしての世界が拡がり
感謝の気持ちが強かったのと、
森田さんのお考えや目指す世界に共感をしていたことから
迷いなくお引き受けしました。
その後も、音声メディアを立ち上げる際にも
お声がけをいただき、パーソナリティを務めるなど
活動の場を増やすことができてます。
森田さんからは「巻き込む力」も学んでいます。
相手のスキルや興味を見抜いて
最適な役割や企画を提案することは
ビジネスの世界でも重宝される能力です。
サロンオーナーの想いに共感し
サポートをする役割でありながら
自分の世界も拡がっていく。
まさにWIN-WINの関係と言えます。
今は私がその役割を担っていますが
今後、ご自身の経験を活かしながら
さらに世界を拡げていきたいと思う方が
増えてくると嬉しいです。
一般社団法人リベラルコンサルティング協議会
https://liberal-consulting-association.com/Youtube公式チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC_rkuPyVkEZ9lba9BzV-7kQ
場の力と価値を最大化すること
Philosophy×Arts(フィロソフィーアーツ、略してPA)との出会いは
リベラルコンサルティング協議会がきっかけです。
PAのオーナーである猪瀨慶久さんは
群馬で活躍する独立キャリアコンサルタントさんで、
彼のインタビューが森田さんの著書に掲載されています。
数回お目にかかったくらいでお話をする機会は少なく
さぞかしすごい人なんだろなあ、と遠目にみていました。
そんな猪瀨さんがご自身の経験を活かして
オンラインサロンを立ち上げることになり
事務局をお願いできないか、とオファーをいただきました。
最初はとてもびっくりして恐れおののきました。
何をどれくらい求められるのか分からないですし
新規立ち上げということで集客もイチから。
どんな方が来るかも分からない状況で
オンラインで場づくりをするのです。
きっと彼にとっても未知の挑戦だったと察しますが
場づくりに重要性を感じていただけたことと
私を選んでいただけたことの両方に今でも感謝しています。
猪瀨さんの、オンラインサロンに対する熱量は高く
本稼働の前にオープンセミナーを数回開催し
参加されるお一人お一人との時間を大切にされていました。
私の役割として定義したことは、
サロンオーナーが、運営のことを気にせず
伝えたメッセージを思う存分伝えられることです。
zoomの操作のような物理的なものから
会の進行や参加者に話を振るタイミング、
時には冗談を言ったり
猪瀨さんにツッコミを入れたり
場を和ませることにも力を注ぎました。
そんなスタートから数カ月。
今ではメンバーの自主活動も生まれ
自走型のコミュニティになっています。
事務局という関わりでありながら
サロンを運営するオーナーの立場としても
猪瀨さんからは「プロの仕事とは何か?」を
いつも学ばせていただいています。
オーナーの想いやコンセプトと
それを実現する手段とがかみ合った例だと思います。
ちなみに猪瀨さんは今(10月現在)では
協議会の理事に就任されています。
Philosophy×Arts(フィロソフィーアーツ)
https://www.philosophy2239.com/Youtube公式チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC_aeUKg70IzO9VoASeyNMCw?
場づくりはファンづくり
2つの例をご紹介しました。
サロンそのものの在り方、やり方もいろいろですし
事務局の定義や求められる役割は異なります。
簡単に言えば、サロンオーナーの手が回らない部分を
サポートするのが事務局ですね。
私の場合はファシリテーション要素が高いので
場を俯瞰して、最適化をはかるための
進行や調整を任されることが多いです。
事務局といっても単なる事務作業ではなく
想いの実現のサポートも大いに含まれます。
「場づくりはファンづくり」
これは私の信念です。
「また来たい」
「また会いたい」
と感じていただくために必要なことを考えて
柔軟性をもって対応していくのが場づくりです。
ただのファシリテーションではなく
「場づくり」という言葉を使うのは
そんな想いを込めているからです。
もしあなたが、
コミュニティをつくりたい
仲間を集めたい
オンラインサロンをつくりたい
と思っているなら
まずは事務局を経験してみるのもいいかもしれません。
コミュニティをつくるのは簡単ではありません。
ましてや、続けていくこと、メンバーを増やすことは
もっと大変です。
身近な人のサポートをしながら学んで
あなたの世界を拡げていくのも1つの方法です。
そのためにいろんな場所へ出かけていって
(リアル、オンラインともに)
参加者側、主催者側をたくさん経験しましょう。
その経験値があなたの価値になります。
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